昨日、豊島区議会の全議員を対象とした「障害者差別解消法と議会での取り組み」についての勉強会が行われました。

昨年4月に障害者差別解消法が施行されるにあたって、施行前からの全庁的な意識啓発と環境整備の必要性を議会でしつこく(笑)取り上げてきました。
当時の福祉部局は真摯に聞いてくれて、提案した啓発事業や職員研修等もしっかりやってくれました。

そして実現したことの一つが、『風は生きよという』『逃げ遅れる人々~東日本大震災と障害者』の連続上映会と障がい当事者の講演会。

『風は生きよという』は豊島区役所での上映会が行政としては初で、出演者の海老原宏美さんは、昨年東京都の女性活躍大賞を受賞され、彼女が書いた小池都知事宛の手紙も話題になりました。

行政サイドは少しづつ進んできたものの、議会においても取り組みが必要と、2年前から具体的に提案してきたことが、全議員対象の勉強会を行い、議会規則を必要に応じて改正し、障がい者権利条約の理念に則った議会独自の対応要領の策定です。
それが、本日1歩前進。

講師で来て下さったDPI(障害者インターナショナル)日本会議の副議長、尾上浩二さんとは初対面でしたが、案の定、前述の海老原さんや映画監督の宍戸裕大君などの共通の知り合いがいろいろいて、直ぐに思いを同じくお話ができました。

講演後、尾上さんにお話したことは、インクルーシブ社会の実現のためには、教育現場でのインクルーシブ、障害の有無に関わらず望む教育を皆と一緒に当たり前に受けられる環境づくりが大事ではないかという思いと、尾上さんも小学校は養護学校でしたが、中学校からは地域の普通学校に通った経験を持ち、そうした経験をいろんな人に出して頂いて、広く認識してもらうことが大事ではないかということです。

現場の先生などは、言うは易く行うは難しという思いの方もいるかもしれないですが、実際に、豊島区に来て話をしてくれた、海老原さんや小田さんや尾上先生という実例があり、法整備もできて、もはやできない理由を言っている場合ではないのです。

そして、障がいのある友達と過ごした経験のある人は、その経験から学び、その後の人生に大いに役立っているとおっしゃる方が少なくない。
インクルージョンな環境が当たり前になった時、あらゆる人の人生にもたらす効果は大きいのではないかと思う。

夕方は、地元大塚を拠点に、地域に開かれた障害福祉サービスを行っている社会福祉法人 豊芯会の活動報告会に伺いました。

今回のシンポジウムのテーマは、「地域における包括支援の仕組みづくり(豊島版)を促進して行くために~関係者のネットワークづくり~」ということで、社会福祉法人 豊島区民社会福祉協議会の事務局長やCSW(コミュニティソーシャルワーカー)の方たちがお話をされました。
 
 福祉事業は、個別の事例に真剣に向き合い、その個別の事例をソーシャルスキル、ソーシャルキャピタルにつなげて行くことがとても重要だということを改めて考えさせられました。

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