豊島区のオンライン教育について、続けてマスコミに取り上げられました。
5/16の朝日新聞、5/19のNHK首都圏ニュースです。
3月に休校となった際、これまでタブレットパソコン一人一台体制を整え、学校ICTを教える側の「教具」から子ども達本意で学習を豊かにする「道具」とすべく連携してきた専門家の方たちと豊島区教育委員会にコロナ禍でのフェーズに合わせたオンライン教育体制を早急に導入する提案を行いました。
教育委員会の所管はすぐにその有用性を理解して熱心に取り組んでくれたものの、関係各所との調整もあり、私の想定より時間がかかって、その間、他自治体での動画配信のニュースや取材も読みも浅い記事などで保護者達が豊島区は遅れている等の声が上がったり、せつない時期もありましたが、記事にある通り、オンライン教育の意義を踏まえた上で「トップランナー」との評価をいただいています。
現在は、各家庭の既存の機器を活用して、機器や環境が整っていないご家庭には区からタブレット端末やルーターを貸与する形をとっていますが、7月にはGIGAスクール構想を前倒しする形で、全児童・生徒に共通のタブレット端末を一人一台配布すべく準備が始まっています。
とはいえ、先週から全児童・生徒にID付与が終わり、双方向でのホームルームが始まったばかり。
昨日教育委員会に確認したところ、全児童・生徒の95%が活用できている状況ですが、5%の世帯にどのようにサポートしていくかも早急に対応することが求められます。
残りの5%は殆どが小学生で、機器があっても親がついてオペレーションできない場合もあり、単純に使い方のサポートや機器貸与だけでは解決できない事情もあります。
そこへの対応も早急にお願いしています。
皆で初めて経験する事態ですので、さまざま戸惑いもあると思います。
学校のオンライン対応について、ご意見・ご要望・ご質問等ございましたら、小さなことでも構いません、ご連絡ください!